臨床検査項目の検索結果

ALP IFCC (アルカリフォスファターゼ)

alkaline phosphatase 

分類 生化学的検査 - 酵素活性検査

検査コード 0151-000000
JLAC10 3B070-0000-023-275-01 
検体量 血清 0.6mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~2 
検査方法 IFCC標準化対応法  基準値 38~113    
U/L
実施料 11点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 アルカリホスファターゼ(ALP) 

臨床的意義

日本臨床化学会は、臨床的有用性と国際的調和の観点からALP 日本臨床化学会勧告法(JSCC 法)を国際臨床化学連合(IFCC)基準測定操作法と同一の測定法(IFCC 法)に変更すると報告されております。
JSCC 法は、肝、骨、小腸、胎盤の各アイソザイムに対する反応性がほぼ均一となる試薬処方です。
小腸型ALP の反応性が高い方法であるため、血液型がB、O型でSe(Fut2)が分泌型のヒト(B、O 型の約8 割)では、疾患と関係なく血液中に小腸型ALP が出現することから、臨床的意義が認められない高値が出現する場合があります。
一方、IFCC 法は小腸型ALP の反応性を低く抑えて、肝型・骨型・骨盤型の反応性が高くなる試薬処方であり、肝・骨疾患の臨床的意義が向上すると報告されております。
IFCC 法は、JSCC 法と比較すると約1/3 の測定値となります。特に、血液型B、O 型で小腸型ALP を含む検体では低値に、妊婦では胎盤型ALP が増加することで、高値に乖離する傾向が認められます。

異常値を示す主な疾患・状態

肝胆道疾患(胆管癌、肝炎)、骨疾患、甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍(肺癌、卵巣癌)

保険点数