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CKアイソザイム(CPKアイソザイム)

creatine kinase isoenzymes (creatine phosphokinase isoenzymes) 

分類 生化学的検査 - 酵素活性検査

検査コード 0235-000000
JLAC10 3B025-0000-023-233-49 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 凍結  所要日数 2~4 
検査方法 アガロース膜電気泳動法  基準値 BB: 0.0~ 1.8
MB: 0.0~ 2.7
MM:95.8~100.0    
実施料 55点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 CKアイソザイム 

検体取扱・備考

2024年3月12日より受託を一時中止させていただきます。

臨床的意義

・CK(CPK)は、転移酵素の一つで、骨格筋に最も多く含まれ、次いで心筋、脳などに多く含まれます。また、CKには細胞内局在の異なるアイソザイムが存在します。
・1つは細胞上清分画に存在するCKアイソザイムで、もう1つはミトコンドリア分画に存在するCKです。
・日常検査で測定される血清CKは、前者の細胞上清分画のCKで、そのアイソザイムにはCK-BB、CK-MB、CK-MMの3種類の存在が知られています。
・これらのアイソザイムは臓器特異性が比較的高く、CK-BBは主に脳、子宮、腸管に、CK-MBは心筋に特異性が高いです。また、CK-MMは骨格筋に多量に存在しますが臓器特異性は乏しいです。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:
CK-MB:心筋梗塞、心筋炎、開心術後、筋ジストロフィー
CK-BB:急性脳損傷、中枢神経手術後、悪性腫瘍
CK-MM:横紋筋融解症、挫滅症候群、多発性筋炎、皮膚筋炎

検査値に影響を及ぼす要因

・一部悪性腫瘍でマクロCKという免疫グロブリンと結合したCKの異常分画が出現