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カルシウム(Ca) 尿

calcium, urine 

分類 生化学的検査 - 電解質検査

検査コード 0370-000000
JLAC10 3H030-0000-004-271-01 
検体量 蓄尿 1.0mL  採取容器 U1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 アルセナゾⅢ法  基準値 0.1~0.3    
g/day
実施料 11点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 カルシウム 

臨床的意義

・カルシウムは、生体内で最も多量に存在する無機物です。その99%以上は骨や歯などに存在し、残りの1%は細胞内に存在します。血清中のカルシウムはわずか0.1%です。
・血清中のカルシウムは、約1/2 が遊離したイオン化カルシウムとして、残りはアルブミンと結合しています。
・イオン化カルシウムは機能上重要で、血液凝固、酵素の活性化、筋収縮、神経刺激伝導系などに必須です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:原発性副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍による高Ca血症、ビタミンD中毒、サルコイドーシス、アシドーシス、特発性高Ca尿症、先天性高Ca尿症、高蛋白食摂取
・異常低値:副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症、慢性腎不全、Ca摂取不足、P摂取過剰、サイアザイド利尿剤投与、リチウム長期投与、アルカローシス

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 カルシウム及びイオン化カルシウムを同時に測定した場合には、いずれか一方についてのみ所定点数を算定する。

包括など 生化学的検査(I)〔血液化学検査〕包括    
管理料,他 手術前医学管理料   手術後医学管理料   慢性維持透析患者外来医学管理料