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抗ストレプトリジン-O(ASO)

anti-streptolysin O antibody 

分類 免疫血清学的検査 - 感染症関連検査

検査コード 0801-000000
JLAC10 5E035-0000-023-062-01 
検体量 血清 0.6mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ラテックス免疫比濁法  基準値 239 以下    
IU/mL
実施料 15点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 抗ストレプトリジンO(ASO)定量 

臨床的意義

・ASOは、溶連菌の血清学的検査の1つで、溶連菌が産生するストレプトリジンO(SLO)に対する毒素中和抗体の力価のことです。
・ヒトの溶連菌感染症の90%以上がA群β型連鎖球菌によるといわれています。
・毒素中和抗体によるASOはIgGであり、通常、溶連菌感染後2週目頃より上昇し、4~5週でピークとなり、その後しだいに減少すると考えられています。
・したがって、測定に当たっては感染の時期を考慮し、ペア血清をとって、抗体価が4倍以上の上昇を認めた場合に溶連菌感染と判断します。
・C群・G群でもSLOを産生することがあります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:A群溶連菌感染症(猩紅熱、丹毒、急性扁桃腺炎、血管性紫斑病など)、急性糸球体腎炎、リウマチ熱

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

管理料,他 手術前医学管理料