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HBs抗原

hepatitis B virus surface antigen 

分類 免疫血清学的検査 - 肝炎ウイルス検査

検査コード 0901-000000
JLAC10 5F016-1411-023-051-11 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 CLIA法  基準値 0.05 未満 陰性    
IU/mL
実施料 88点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 HBs抗原 

臨床的意義

・HBs抗原は、B型肝炎ウイルス(HBV)の外殻蛋白抗原で、ウイルス粒子中心部のコア蛋白の周囲を覆う形で存在します。
・HBs抗原陽性は、現在HBVに感染していることを意味しますが、必ずしも肝障害を起こしているとは限りません。
・HBVの感染が出産時の母子感染(垂直感染)の場合には肝障害を起こさない状態が十数年続き、いわゆる無症候性キャリアと呼ばれます。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常値:HBV無症候性キャリア、急性B型肝炎、慢性B型肝炎、B型肝硬変症、B型原発性肝細胞癌

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療開始前にHBs抗原、HBs抗体及びHBc抗体半定量・定量を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できる。
包括など 免疫学的検査〔肝炎ウイルス関連検査〕包括