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IgE(非特異的IgE)

non-specific immunoglobulin E (total immunoglobulin E) 

分類 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン

検査コード 0975-000000
JLAC10 5A090-0000-023-023-01 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 2~5 
検査方法 FEIA法  基準値 170 以下

≪小児基準値≫
 年齢(歳)
  1歳未満    20 以下
  1~3歳     30 以下
  4~6歳    110 以下
  7歳以上    170 以下    
IU/mL
実施料 100点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 非特異的IgE定量 

臨床的意義

・IgEは、免疫グロブリンの一種で、アレルギーに関連して増加するためアレルギーの診断補助として利用されます。
・アレルギーの標的臓器である、気道、消化管粘膜、リンパ節などから産生されます。
・胎盤通過性はありませんので、乳児期は成人の1/10程度と低値で、4-10歳頃までに成人と同程度となります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など)、寄生虫疾患、肝疾患(急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、原発性肝癌など)、膠原病、IgE骨髄腫、気管支肺アスペルギルス症、高IgE症候群、ネフローゼ症候群、Hodgkin 病、Behcet 病、Wiskott-Aldrich 症候群、DiGeorge 症候群
・異常低値:IgE以外の多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病、H鎖病、サルコイドーシス、原発性および続発性免疫不全症

検査値に影響を及ぼす要因

・喫煙者は非喫煙者より高値を示す