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ベンスジョーンズ蛋白(BJP) 定性
Bence-Jones protein, quaritative
分類 | 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン |
検査コード | 1193-000000 |
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JLAC10 | 1A110-0000-001-920-11 |
検体量 | 尿 10mL | 採取容器 | U1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 1~3 |
検査方法 | パラトルエンスルフォン酸法 | 基準値 | (-) |
実施料 | 0点 | 判断料 | なし |
臨床的意義
・ベンスジョーンズ蛋白は、単クローン性に産生された免疫グロブリンの軽鎖(κ型、λ型)であり、分子量が小さいため尿中に排泄されます。
・通常の蛋白は加熱すると凝固しますが、BJPは加熱すると40℃で混濁、60℃で凝固しま
すが、100℃で再溶解するという特異な熱凝固性を示します。
・形質細胞・B細胞の腫瘍性疾患などで産生されるM蛋白とともに、あるいは単独で検出されます。
・ベンスジョーンズ蛋白定性は、尿中のBJPの存在を定性的に検出する方法です。
異常値を示す主な疾患・状態
多発性骨髄腫、原発性アミロイドーシス、慢性リンパ性白血病、その他のリンパ増殖性疾患
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし