臨床検査項目の検索結果
HTLV-I DNA(クロナリティ)
human T cell leukemia virus type I provirus DNA
分類 | 遺伝子関連検査 - ウイルス |
検査コード | 1571-000000 |
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JLAC10 | 5F455-1440-019-831-49 |
検体量 | 全血 7.0mL | 採取容器 | E1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 20~27 |
検査方法 | サザンブロットハイブリダイゼーション法 | 基準値 | |
実施料 | 0点 | 判断料 | なし |
検体取扱・備考
[検体採取上の注意]
遺伝子検査はコンタミネーションによる影響を受けるため、重複依頼は避けてください。
なお、検体採取後の容器は、開栓しないでください。
検体は凍結保存しないでください。
臨床的意義
・本検査は、ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-Ⅰ)のプロウイルス感染細胞のクロナリティをサザンブロット・ハイブリダイゼーション法により解析する検査です。
・成人T細胞白血病ではHTLV-Ⅰ感染細胞の1つのクローンが癌化してモノクローナルに増殖するため、1本のバンドパターンとして検出されます。
・一方、キャリアなどでは、ポリクローナルに存在し、感染細胞も少ないため、バンドが検出されません。
・検出されるパターンによってキャリアか、発症者かを鑑別します。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常値:成人T細胞白血病
検査値に影響を及ぼす要因
・化学療法など細胞数が減少している場合は、必要量のDNAが抽出できない場合があります。