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HLA-DNAタイピング DRB1

HLA-DNA typing DRB1 

分類 免疫血清学的検査 - 主要組織適合性抗原

検査コード 2716-000000
JLAC10 5K120-0000-019-899-49 
検体量 全血 5.0mL  採取容器 E2K
保存条件 冷蔵  所要日数 7~10 
検査方法 PCR-rSSO法、PCR-SSP法  基準値    
実施料 0点 判断料 なし 

検体取扱・備考

[留意事項]
・HLA検査以外の項目との重複依頼は避けてください。
・採血当日中にご提出ください。
・HLA検査2項目以上の同時依頼は血液5.0mLで検査可能です。
・本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては十分ご注意ください。
 白血球数及びリンパ球数の少ない患者様については検体量を多めにご提出ください。

●HLA DNAタイピングの種類については、日本組織適合性学会のホームページにて最新情報をご確認ください。

臨床的意義

・HLA抗原(ヒト白血球抗原)は、すべての健常人に認められ、自己(自分)と非自己(他人)を識別するための遺伝子マーカーです。
・移植、輸血、妊娠などの同種免疫、各種疾患との相関性や法医学、人類遺伝学の研究にも利用されています。
・2つのクラスに大別され、クラスⅠ(HLA-A、B、C抗原)は、ほとんどすべての有核細胞上にあり、クラスⅡ(HLA-DR、DQ、DP 抗原)は、マクロファージ、B細胞、活性化T細胞など一部の細胞に発現しています。

異常値を示す主な疾患・状態

・HLAと相関する主な疾患:
HLA-B27(強直性脊椎炎)
HLA-B51(ベーチェット病)
HLA-B52(高安病)
HLA-Cw6(尋常性乾癬)
HLA-DR4(関節リウマチ、1 型糖尿病、インスリン自己抗体症候群)
HLA-DR15(SLE、潰瘍性大腸炎)
HLA-DR53(橋本病)