臨床検査項目の検索結果

HBV-DNA定量 TaqManPCR

quantitation of hepatitis B virus DNA 

分類 遺伝子関連検査 - ウイルス

検査コード 7029-000000
JLAC10 5F015-1441-023-862-01 
検体量 血清 2.0mL  採取容器 Y
保存条件 必凍  所要日数 4~8 
検査方法 PCR法(リアルタイムPCR法)  基準値 検出せず    
LogIU/mL 
実施料 263点 判断料 微生物学的検査(150点) 
保険収載名 HBV核酸定量 

検体取扱・備考

[留意事項]
・遺伝子検査はコンタミネーションによる影響を受けるため、重複依頼は避けてください。
なお、検体採取後の容器は、開栓しないでください。
・凝固完了後、遠心分離しそのまま凍結保存してください。

[定量報告下限値未満となった場合の報告]
 ・HBVに対して特異的な増幅反応シグナルを検出した場合:1.0未満(LogIU/mL)(定量下限未満のHBVを検出しました)
 ・HBVに対して特異的な増幅反応シグナルを検出しなかった場合:検出せず

臨床的意義

・HBV-DNA量の測定は、B型肝炎の病態把握や、予後の推定、治療方針の選択に有用です。
・B型肝炎ウイルス(HBV)の血中DNA量は、肝細胞でのHBV増殖状態を反映します。
・肝機能状態の変化は、ウイルス増殖に呼応する形で引き起こされます。
・肝硬変の発症リスクは血中HBV-DNA量と正相関します。

異常値を示す主な疾患・状態

B型肝炎

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 B型肝炎ウイルス既感染者であって、免疫抑制剤の投与や化学療法を行っている悪性リンパ腫等の患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、HBV核酸定量を行った場合は、当該治療中及び治療終了後1年以内に限り、月1回を限度として算定できる。

HBVコア関連抗原(HBcrAg)をHBV核酸定量と同時に測定した場合は、主たるもののみ算定する。