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HCV薬剤耐性変異解析(NS5A)

HCV-NS5A mutation (L31,Y93) 

分類 免疫血清学的検査 - 肝炎ウイルス検査
遺伝子関連検査 - ウイルス

検査コード 9347-000000
JLAC10 5F363-1450-023-848-00 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 Y
保存条件 必凍  所要日数 事前に確認 
検査方法 RT-PCR/ダイレクトシーケンス法  基準値    
実施料 0点 判断料 なし 

検体取扱・備考

・検査に必要なウイルス量(3.0LogIU/mL 以上)が存在することを確認してください。
・ウイルスの遺伝子型が1b であることを確認してください。
・他の項目との重複依頼は避けてください。
・Q54単独変異(L31、Y93の変異を伴わない)では、耐性に関与しないことが報告されています。

臨床的意義

・C型慢性肝炎の患者には、標準的治療法としてペグインターフェロンとリバビリン併用療法などが用いられていますが、近年、ウイルス蛋白を直接阻害することによって強力な抗ウイルス作用を示す薬剤が普及し始めています。しかしながら、薬剤耐性変異(HCV遺伝子、NS5A領域のL31、Y93部位における変異)がある患者では、治療効果が大きく低下することがあるため、治療する上で耐性遺伝子情報の有無を知ることは重要であるとされています。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常所見:薬剤耐性遺伝子の存在

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし