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ロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)

leucine-rich alpha 2 glycoprotein 

分類 免疫血清学的検査 - その他

検査コード 6438-000000
JLAC10 5C245-0000-023-062-01 
検体量 血清 0.4mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 2~6 
検査方法 LA法(ラテックス凝集比濁法)  基準値 16.0 未満
(炎症性腸疾患の活動期の判定補助における参考基準値)    
μg/mL
実施料 276点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 ロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)  

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
感染症、リウマチ等の炎症性疾患、一部の悪性腫瘍においてLRG値が上昇することがありますのでご注意ください。

臨床的意義

ロイシンリッチα2グリコプロテイン(Leucine-rich alpha 2 glycoprotein:LRG)は、炎症局所で産生される新しい血清バイオマーカーです。特に潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(Inflammatory bowel disease:IBD)において、内視鏡検査との相関が良好なことより簡便に評価することが可能となります。CRPと組み合わせることで、活動期の判定補助に有用であるとされています。

異常値を示す主な疾患・状態

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)

保険点数

注 釈 ア ロイシンリッチα2グリコプロテインは、潰瘍性大腸炎又はクローン病の病態把握を目的として測定した場合に3月に1回を限度として算定できる。ただし、医学的
な必要性から、本検査を1月に1回行う場合には、その詳細な理由及び検査結果を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載する。

イ ロイシンリッチα2グリコプロテインと、カルプロテクチン(糞便)又は大腸内視鏡検査を同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定する。