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CK-MB(CPK-MB)  【ECLIA法】

creatine kinase, MB 

分類 生化学的検査 - 酵素活性検査

検査コード 0215-000000
JLAC10 3B015-0000-023-053-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 凍結  所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 5.0 以下    
ng/mL
実施料 90点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 CK-MB(蛋白量測定) 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
ビオチンを1日5mg以上投与している患者からの採血は、投与後少なくとも8時間以上経過してから実施してください。

臨床的意義

・CK(CPK)は、転移酵素の一つで、骨格筋に最も多く含まれ、次いで心筋、脳などに多く含まれます。また、CKには細胞内局在の異なるアイソザイムが存在します。
・1つは細胞上清分画に存在するCKアイソザイムで、もう1つはミトコンドリア分画に存在するCKです。
・日常検査で測定される血清CKは、前者の細胞上清分画のCKで、そのアイソザイムにはCK-BB、CK-MB、CK-MMの3種類の存在が知られています。
・これらのアイソザイムは臓器特異性が比較的高く、CK-BBは主に脳、子宮、腸管に、CK-MBは心筋に特異性が高いです。また、CK-MMは骨格筋に多量に存在しますが臓器特異性は乏しいです。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:心筋梗塞、心筋炎、開心術後、肥大型心筋症、横紋筋融解症、筋ジストロフィー、多発性筋炎、皮膚筋炎

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし