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遊離コレステロール(FC)

cholesterol, non-esterifled 

分類 生化学的検査 - 脂質関連検査

検査コード 0262-000000
JLAC10 3F065-0000-023-271-01 
検体量 血清 0.6mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 酵素法  基準値 40~80    
mg/dL
実施料 11点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 遊離コレステロール 

臨床的意義

・コレステロールは、生体の主要脂質成分の1つで細胞膜の構成成分として、また副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどの各種ステロイドホルモン、および胆汁酸の前駆体として重要です。
・高コレステロール血症は虚血性心疾患や脳血管障害などの動脈硬化性疾患の危険因子として重要ですが、最近は総コレステロールよりもLDLコレステロールが重要視されています。
・血中のコレステロールの70~80%はエステル型として、残りの20~30%は非エステル型(遊離コレステロール)として存在します。両者の和が「総コレステロール」です。
・遊離コレステロールは、肝臓および腸管におけるコレステロールの生成、吸収、異化や血中リポ蛋白代謝、とりわけL-CAT活性と密接な関係にあります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸、L-CAT欠損症、多発性骨髄腫
・異常低値:肝硬変、甲状腺機能亢進症、消化不良症候群、低リポ蛋白血症、貧血、Addison 病、肝細胞障害

検査値に影響を及ぼす要因

・採血後、検体を室温に放置するとL-CATの作用で低値傾向
・経口避妊薬の服用で高値傾向

保険点数