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リン脂質(PL)

total phospholipids 

分類 生化学的検査 - 脂質関連検査

検査コード 0266-000000
JLAC10 3F025-0000-023-271-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 酵素法  基準値 145~260    
mg/dL
実施料 15点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 リン脂質 

臨床的意義

・リン脂質は、リン酸基を有する複合脂質です。
・生理的には、コレステロールとともに生体細胞膜の構成成分として重要です。
・リン脂質はL-CATの基質となり、リン脂質の脂肪酸がコレステロールに転移されエステル型コレステロールが生成されます。
・血清リン脂質は肝での合成・分解、胆汁への排泄障害によって影響されます。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:甲状腺機能低下症、閉塞性黄疸、ネフローゼ症候群、L-CAT欠損症、高脂血症、Niemann-Pick 病
・異常低値:劇症肝炎、非代償性肝硬変、肝癌、甲状腺機能亢進症、多発性硬化症、Tangier 病、家族性HDL欠損症

検査値に影響を及ぼす要因

・食事の影響を受ける

保険点数