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尿素窒素(UN) 尿

urea nitrogen (blood urea nitrogen), urine 

分類 生化学的検査 - 含窒素成分検査

検査コード 0432-000000
JLAC10 3C025-0000-004-272-01 
検体量 蓄尿 1.0mL  採取容器 U1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~2 
検査方法 ウレアーゼGLDHアンモニア消去法  基準値 10.0~15.0(g/day)    
mg/dL
実施料 11点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 尿素窒素 

臨床的意義

・尿素は経口摂取した蛋白質や組織蛋白の最終産物であるアンモニアから生成されます。
・アンモニアは中枢神経に毒性を示す物質であり、肝でアンモニアを尿素に合成して無毒化しています。
・尿素の合成は肝細胞で行われ、血中に入り、尿中に排出され、生体では再利用されません。
・血清尿素窒素は、主に腎機能のスクリーニングとして実施され、クレアチニンと併せて測定し、腎前性、腎性、腎後性の高尿素窒素血症の鑑別を行います。
・尿中尿素窒素は、肝、腎の大まかな状態を知ることができます。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:熱性疾患、飢餓、悪性腫瘍、貧血、腸管出血、筋崩壊
・異常低値:重症肝障害(劇症肝炎、中毒性肝炎)、慢性腎不全

検査値に影響を及ぼす要因

・サリチル酸・キニーネ・カフェインなどの投与で高値傾向
・高蛋白食摂取後は高値傾向

保険点数