臨床検査項目の検索結果

ICG(インドサイアニングリーン試験) 停滞率

indocyanine green test, retention rate 

分類 生化学的検査 - クリアランス検査

検査コード 0492-000000
JLAC10 8A010-0000-023-273-30 
検体量 血清 各 2.0mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 比色法  基準値 15分値:10 以下    
実施料 100点 判断料 なし 
保険収載名 その他の機能テスト 肝機能テスト(ICG1回又は2回法、BSP2回法) 

検体取扱・備考

実施方法は別表をご参照ください。

検体は遮光してください。

臨床的意義

・ICG(インドサイアニングリーン)試験は、肝機能や肝予備能を知るための検査として実施されている色素負荷試験です。
・ICGを経静脈的に投与すると、ICGは肝に運ばれ、肝細胞に取り込まれ、胆汁中に排泄されます。この過程で血中のICG濃度を経時的に測定し、肝臓の色素排泄機能を観察するのがICG試験の原理です。
・肝有効血流量が減少した場合や肝細胞摂取能が低下した場合に、ICGの消失率は低下します。通常はICG静注後15 分での血中濃度を測定し停滞率(15 分値)を算出します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:不顕性肝硬変、肝硬変、心疾患、浮腫

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

包括など その他の機能テスト