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血清補体価(CH50

50% hemolytic complement activity 

分類 免疫血清学的検査 - 補体検査

検査コード 0941-000000
JLAC10 5B010-0000-023-142-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 必凍  所要日数 3~6 
検査方法 免疫溶血濁度測定法  基準値 30~45    
U/mL
実施料 38点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 血清補体価(CH50) 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血後、速やかに血清分離して、凍結保存してください。

臨床的意義

・補体は肝臓で生成され、正常血清に存在する蛋白で、さまざまな免疫反応や感染防御に関与しています。
・補体にはC1~C9が存在し、活性化は、免疫複合体に補体の第1成分であるC1が関与して始まる古典的経路と、細菌刺激などによりC3が直接活性化されて反応が始まる第2経路が
あります。
・CH50は、古典経路を介した総合的な補体活性を反映します。
・病態への補体系の関与を推測するスクリーニング検査として重要です。
・臨床的には高補体価よりも、低補体価が重要です。
・①血中免疫複合体による補体系の活性化②補体蛋白成分の産生低下③消費の亢進④先天的欠損、異常症などで低下しますが、臨床的には①と④が重要です。
・補体古典経路の活性化ではCH50 とともにC3、C4両成分が低下します。
・補体第二経路の活性化では、C3低下が優位でC4は正常のことが多いです。

異常値を示す主な疾患・状態

関節リウマチ、血管炎症候群、感染症、悪性腫瘍

検査値に影響を及ぼす要因

・血清のまま保存するだけで徐々に補体活性化が進み、偽低値となるため、採血後は速やかに血清分離し凍結保存する

保険点数