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IgGサブクラス分画

immunoglobulin G subclass 

分類 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン

検査コード 1185-000000
JLAC10 5A050-0000-023-062-00 
検体量 血清 0.4mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 2~8 
検査方法 ラテックス凝集比濁法および免疫比濁法  基準値 IgG1:351.0~962.0
IgG2:239.0~838.0
IgG3:8.5~140.0
IgG4:4.5~117.0    
mg/dL
実施料 0点 判断料 なし 

臨床的意義

・IgGは、IgG1~IgG4の4つのサブクラスに分画されます。
・IgGサブクラスは生化学的な活性や生体内での役割に違いがあり、これらのアンバランスや欠乏状態が単独、あるいは他の免疫不全状態に伴って存在し、易感染性状態を引き起こす病態として注目されています。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:
IgG型多発性骨髄腫(いずれか1 つのサブクラスが高値)
SLE(IgG1、IgG2、IgG3が高値)
関節リウマチ(IgG2、IgG3が高値)
アレルギー疾患(IgG4が高値)
AIDS(IgG1、IgG3が高値)
自己免疫性膵炎(IgG4が高値)
・異常低値:IgGサブクラス欠損症(単独あるいは複数のサブクラス)、小脳性運動失調症(IgG2、IgG4が低値)

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし