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α1-アンチトリプシン(α1-AT)

alpha1-antitrypsin 

分類 免疫血清学的検査 - 血漿蛋白関連検査

検査コード 1207-000000
JLAC10 5C020-0000-023-063-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 3~6 
検査方法 ネフェロメトリー法  基準値 94~150    
mg/dL
実施料 80点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 α1-アンチトリプシン 

臨床的意義

・α1-アンチトリプシンは、急性期蛋白としての性質を示します。
・病原体の侵入や組織壊死により活性化されたマクロファージから産生される腫瘍壊死因子(TNF)、インターロイキン-1、インターロイキン-6 などの炎症性サイトカインの作用で、主に肝臓で産生されます。
・感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死(心筋梗塞など)といった炎症性疾患で増加し、その活動性の指標となります。
・鋭敏度ではCRPに劣るため単独で測定されることは少ないです。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死(心筋梗塞など)ほか炎症性疾患
・異常低値:α1-アンチトリプシン欠損症、肺気腫、ネフローゼ症候群、新生児呼吸促迫症候群、肝機能障害

検査値に影響を及ぼす要因

・妊娠の影響あり
・薬剤(エストロゲン、経口避妊薬)で高値傾向