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CA125

cancer antigen 125 

分類 腫瘍関連検査 - 腫瘍関連検査

検査コード 1256-000000
JLAC10 5D100-0000-023-051-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 CLIA法  基準値 35.0 以下    
U/mL
実施料 140点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 CA125 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
ビオチンを1日5mg以上投与している患者からの採血は、投与後少なくとも8時間以上経過してから実施してください。

参考資料

臨床的意義

・CA125 は、糖鎖抗原の一種で、卵巣癌の腫瘍マーカーとして日常最も汎用されています。
・卵巣癌で約80%、特に卵巣漿液性嚢胞腺癌では97%の陽性率を示します。
・子宮内膜症の診断にも有用で、進行とともに陽性率が高くなり、重度の場合70~80%の陽性率を示しますが、多くは100U/mL前後に留まります。
・また、膵癌では50%の陽性率を示し、良性の内膜症性嚢腫で50%の陽性率を示しますが、血中濃度は低いです。
・CA125 産生は、エストロゲンにより亢進するため、性周期に伴って変動し(月経時上昇)、妊娠(特に初期に上昇)で上昇する一方、閉経後は低下します。

異常値を示す主な疾患・状態

・陽性:卵巣癌(特に卵巣漿液性嚢胞腺癌)、膵癌、子宮頸癌
・偽陽性:子宮内膜症、良性卵巣腫瘍、腹膜炎、胸膜炎など

検査値に影響を及ぼす要因

・性周期・妊娠・閉経に伴って変動します

保険点数

注 釈 CA125及びCA602を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。

悪性腫瘍の診断が確定した場合であっても、次に掲げる場合においては、悪性腫瘍特異物質治療管理料とは別に腫瘍マーカーの検査料を算定できる。
子宮内膜症の診断又は治療効果判定を目的としてCA125又はCA602 を行った場合(診断又は治療前及び治療後の各1回に限る。)
1つを特定疾患治療管理料の悪性腫瘍特異物質治療管理料の項目とし、他の1つの検査を腫瘍マーカーの項目として算定することはできず、いずれか一方のみ算定する。
包括など 生化学的検査(II)〔腫瘍マーカー〕包括    
管理料,他 悪性腫瘍特異物質治療管理料