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EBウイルス抗体(EBV) 抗VCA IgM  【FA法】

Epstein-Barr virus-viral capsid antigen antibody, immunoglobulin M, serum 

分類 免疫血清学的検査 - 感染症関連検査(ウイルス)

検査コード 1525-000000
JLAC10 5F202-1432-023-162-05 
検体量 血清 0.2mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 3~7 
検査方法 FA法  基準値 10 未満    
実施料 206点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 グロブリンクラス別ウイルス抗体価(1項目当たり)(IgM型EBウイルス抗体) 

検体取扱・備考

EBウイルス抗体検査一覧は別表をご参照ください。" 

参考資料

臨床的意義

・EBウイルスに対する抗体は健康成人の80~90%が保有しています。
・伝染性単核症は、EBウイルスの初感染により発症します。
・その後は中和抗体が出現し、終生免疫としてEBウイルスの外来性感染を防御します。
・ときに、慢性EBウイルス感染症や、いったん感染潜在したEBウイルスが再活性化の過程でB細胞性リンパ腫、Burkittリンパ腫、上咽頭癌などを引き起こすことがあります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常値:伝染性単核症の初感染急性期

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 グロブリンクラス別ウイルス抗体価は、下記の項目のウイルスのIgG型ウイルス抗体価又はIgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する。ただし、ヒトパルボウイルスB19 は、紅斑が出現している15 歳以上の成人について、このウイルスによる感染症が強く疑われ、IgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する。

ヘルペスウイルス 風疹ウイルス サイトメガロウイルス EBウイルス 麻疹ウイルス ムンプスウイルス ヒトパルボウイルスB19 水痘・帯状疱疹ウイルス

同一ウイルスについてIgG型ウイルス抗体価及びIgM型ウイルス抗体価を測定した場合にあっては、いずれか一方の点数を算定する。
ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)と併せて測定した場合にあってはいずれか一方の点数を算定する。
同一検体についてグロブリンクラス別ウイルス抗体価を行った場合は2項目を限度として算定する。