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ウイルス分離

primary isolation of virus 

分類 免疫血清学的検査 - その他

検査コード 1823-000000
JLAC10 6B655-1410-099-748-49 
検体量 備考参照  採取容器 V
保存条件 糞便以外:冷蔵
糞便:必凍 
所要日数 8~24 
検査方法 分離培養法  基準値    
実施料 0点 判断料 なし 

検体取扱・備考

検査材料、採取・提出方法、使用細胞については、別表をご参照ください。

・ウイルスが分離された場合、同定検査を実施いたします。
・発病後早期に(3~5日以内)適切な部位から検体を採取しご提出ください。
・サイトメガロウイルス、水痘・帯状ヘルペスウイルス、RSウイルスは、凍結保存により著しく活性が低下しますのでご注意ください。

臨床的意義

・ウイルスは、生きた細胞でしか増殖できません。
・生きたウイルス(感染性粒子)を感受性のある細胞や組織を用いて分離培養した後、ウイルスを同定します。

異常値を示す主な疾患・状態

・分離・同定される主な疾患・状態:EBウイルスが否定された単核症、Ramsy-Hunt 症候群、Reye症候群、インフルエンザA型・B型、クループ、ヘルペス性角結膜炎、ヘルペス性食道炎、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)、咽頭結膜熱、運動麻痺(筋萎縮を伴う完全麻痺)、肝炎ウイルスが否定された肝炎、気管支炎、気道感染症、口唇ヘルペス、細気管支炎、出血性膀胱炎、上気道炎(普通感冒、咽頭炎、クループ)、新生児ヘルペス、神経炎、水痘、性器ヘルペス、精巣炎,膵臓炎、脊髄炎、先天性CMV 感染症、臓器移植後、帯状疱疹、中耳炎、日和見感染、脳炎、脳脊髄炎、肺炎・心筋炎・髄膜炎、発疹症、麻疹、無菌性髄膜炎(非麻酔型ポリオ)、輸血ドナー検査、輸血後感染症、流行性角結膜炎、流行性耳下腺炎、流産、死産、奇形

検査値に影響を及ぼす要因

・採取時期が遅れると分離率が低下
・発病初期に好適部位より最適材料を採取するのが原則