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血液一般検査 白血球数(WBC)

leukocytes 

分類 血液学的検査 - 血球計数

検査コード 1880-000000
JLAC10 2A010-0000-019-309-01 
検体量 全血 2.0mL  採取容器 B
保存条件 冷蔵  所要日数 1~2 
検査方法 フローサイトメトリー法  基準値 男:39~98
女:35~91    
×102/μL
実施料 21点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 末梢血液一般検査 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血当日中にご出検ください。凍結保存しないでください。

臨床的意義

・末梢血液一般検査の一つで、末梢血液1μL中に存在する白血球の数を測定します。
・白血球は顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)と単核球(リンパ球、単球)などに分類され、貪食能、殺菌能、免疫機能などを持った細胞群からなっています。
・白血球数(WBC)が基準値内にあっても、構成細胞に著しい偏りがある場合があるので、一般的には血液像(白血球分類)の成績と併せて、各分画の絶対数に換算して捉えることが極めて重要です。また、標本による形態観察も重要です。
・WBCの増加は、腫瘍性に増殖する白血病と、反応性に増加する白血病以外の疾患に大別されます。白血病以外の疾患、特に細菌感染症、炎症、組織破壊性の疾患、ストレスでは主に好中球の増加が見られ、アレルギー性疾患や寄生虫疾患では好酸球が増加します。
・WBCの減少は臨床的に多くの場合、好中球の減少です。好中球の減少は、造血幹細胞の障害による産生低下と成熟好中球の消費、破壊の亢進に分けられます。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:急性感染症、心筋梗塞、出血、ステロイド投与、類白血病反応、慢性白血病
・異常低値:敗血症、薬物・化学物質、再生不良性貧血、悪性貧血、全身性エリテマトーデス、好腫瘍剤の長期投与、放射線照射

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 末梢血液一般検査は、赤血球数、白血球数、血色素測定(Hb)、ヘマトクリット値(Ht)、血小板数の全部又は一部を行った場合に算定する。
管理料,他 手術前医学管理料   手術後医学管理料   慢性維持透析患者外来医学管理料