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白血球分類

differential white blood count 

分類 血液学的検査 - 形態学的検査

検査コード 1924-000000
JLAC10 2A160-0000-019-662-00 
検体量 全血 2.0mL  採取容器 B
保存条件 冷蔵  所要日数 1~2 
検査方法 フローサイトメトリー法  基準値 好 中 球:44.0~72.0
好 酸 球: 0.0~10.0
好塩基球: 0.0~ 3.0
リンパ球:18.0~59.0
単  球: 0.0~12.0    
実施料 15点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 末梢血液像(自動機械法) 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血当日中にご出検ください。凍結保存しないでください。

臨床的意義

・白血球分類は、末梢血液学的検査の一つで、特に白血球の形態検査として、末梢血液塗抹標本による血球の形態の観察を行うことにより、各種病態の推定ができ、血液疾患の手がかりを得ることができます。
・白血球分類は、各種疾患の診断ならびに予後判定上、特に重要であり、それぞれの白血球自体の形態異常および芽球などの異常細胞が認められた場合コメントとして報告されます。
・白血球分類の基準値は施設により若干異なりますが、一般的には好中球:44~72%、好酸球:0~10%、好塩基球:0~3%、単球:0~12%、リンパ球:18~59%程度です。ただし、厳密には各分画の増減の評価は絶対数に換算して行わなければなりません。
・全自動血液分析装置にて白血球分類も測定でき、装置より異常コメントが出力された場合に、標本を作成して目視により精査します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:
好中球(72%以上):感染症、急性出血、急性溶血、骨髄性白血病、真性赤血球増加症、類白血病反応など
好酸球(10%以上):寄生虫疾患、アレルギー疾患など
好塩基球(3%以上):麻疹、粘液水腫、慢性骨髄性白血病、真性赤血球増加症、原発性血小板血症など
単球(12%以上):風疹、麻疹、単球性白血病、真性赤血球増加症、肝炎、原虫疾患
リンパ球(59%以上):急性感染症、リンパ性白血病、Addison病など

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 同一検体について好酸球数及び末梢血液像(自動機械法)又は末梢血液像(鏡検法)を行った場合は、主たる検査の所定点数のみを算定する。

末梢血液像(鏡検法)と特殊染色を併せて行った場合は、特殊染色ごとにそれぞれ27点を加算する。
管理料,他 手術前医学管理料   手術後医学管理料   慢性維持透析患者外来医学管理料