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リンパ球幼若化試験 PHA
lymphocyte blast transformation test induced by phytohemagglutinin
分類 | 免疫血清学的検査 - リンパ球幼若化試験 |
検査コード | 2052-000000 |
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JLAC10 | 5I010-0000-019-814-49 |
検体量 | 全血 5.0mL | 採取容器 | H1 |
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保存条件 | 常温 | 所要日数 | 10~12 |
検査方法 | 3H-サイミジン取り込み能 | 基準値 |
PHA+ :20500~56800 CONTROL: 127~456 cpm |
実施料 | 345点 | 判断料 | 免疫学的検査(144点) |
保険収載名 | リンパ球刺激試験(LST) イ 1薬剤 |
検体取扱・備考
[予約検査]
受付曜日:月~金。休日の前日は受付できません。
事前にご連絡ください。搬入時間はご確認ください。
[検体取扱い上の注意]
採血当日中にご出検ください。
[出検時の注意]
他の項目との重複依頼は避けてください。
リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
PHAとCon-Aの同時依頼の場合は、全血8.0mLが必要。
臨床的意義
・リンパ球幼弱化試験は、リンパ球の免疫能検査の1つで、マイトジェンという非特異的刺激物質を加えて培養すると、リンパ球が幼弱化する現象を調べるものです。
・リンパ球幼弱化試験には、マイトジェンとしてインゲン豆から抽出したPHA、タチナタ豆から抽出したCon-Aなどが一般的に用いられます。
・PHAとCon-Aは、ヒトリンパ球のT細胞のみを活性化します。
・ いずれのマイトジェンもCD4陽性細胞とCD8陽性細胞の両方を活性化しますが、PHA
はCD4陽性細胞をより強く活性化し、Con-AはCD8陽性細胞をより活性化します。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常低値:原発性免疫不全症(重症複合免疫不全、ダイ-ジョージ症候群、ウィスコット-アルドリッチ症候群、ataxia telangiectasia、ネゼロフ症候群など)、続発性免疫不全症(自己免疫疾患、悪性腫瘍、血液疾患)、感染症(AIDS、サイトメガロウイルス感染症、麻疹、風疹、ヘルペス感染症、トリパノソーマ感染症、結核、ハンセン病、マイコプラズマ感染症、水痘など)、薬剤(副腎皮質ホルモン、免疫抑制剤、抗腫瘍薬などの投与)、その他(腎不全、ネフローゼ症候群、ダウン症候群、妊娠、老化など)
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし
保険点数
注 釈 | リンパ球刺激試験(LST)は、Con-A、PHA又は薬疹の被疑医薬品によるものである。 |
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