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ペプシノゲンⅠ・Ⅱ

pepsinogen I・II 

分類 内分泌学的検査 - 膵・消化管機能検査

検査コード 2348-000000
JLAC10 3B339-0000-023-062-51 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ラテックス凝集比濁法  基準値   基準値関連  
実施料 0点 判断料 なし 

臨床的意義

・ペプシノゲンは、ペプシンの前駆体で99%は胃内腔に放出され、1%が血中に流入します。
・ペプシノゲンⅠは、胃底腺領域で産生され、ペプシノゲンⅡは胃粘膜全域で産生されます。
・血清ペプシノゲンは胃粘膜の萎縮を反映して低下するため、ペプシノゲンⅠ、ペプシノゲンⅠ/Ⅱ比を指標として、胃癌ハイリスク要因である萎縮性胃炎を同定できます。
・ただし、現在、未保険の項目であるため、主に検診や人間ドックの現場で使用されています。

異常値を示す主な疾患・状態

ペプシノゲンⅠ
・異常低値:悪性貧血、萎縮性胃炎、胃腺腫、胃癌、胃切除後
・異常高値:十二指腸潰瘍、胃・十二指腸並存潰瘍、Zollinger-Ellison症候群、腎不全、出血性胃びらん・潰瘍、急性胃粘膜病変、プロトンポンプインヒビター(PPI)服用
ペプシノゲンⅡ
・異常低値:萎縮性胃炎、胃切除後
・異常高値:十二指腸潰瘍、胃切除後、胃・十二指腸へ異存潰瘍、Zollinger-Ellison 症候群、腎不全、出血性胃びらん・潰瘍、急性胃粘膜病変、プロトンポンプインヒビター(PPI)服用

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし