臨床検査項目の検索結果

C-ペプチド(CPR) 尿

connecting peptide immunoreactivity, urine 

分類 内分泌学的検査 - 膵・消化管機能検査

検査コード 2411-000000
JLAC10 4G020-0000-004-053-01 
検体量 蓄尿 1.0mL  採取容器 U1
保存条件 凍結  所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 17~181    
μg/day
実施料 108点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 C-ペプチド(CPR) 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
尿C-ペプタイド安定化剤1袋全量を蓄尿前、あるいは初回排尿時に尿と同時に蓄尿容器に入れてください。蓄尿後はよく混和したのち、必要量をU1容器に移し替えて凍結保存してください。
防腐剤として塩酸を添加するとCPR活性の低下を生じるため、使用を避けてください。
また、尿C-ペプタイド安定化剤は他の測定項目に影響を与える場合があるため、C-ペプタイド専用の蓄尿にお使いください。

[出検時の注意]
検査依頼書に24時間尿量を明記してください。

臨床的意義

・C-ペプタイドは、インスリン前駆体であるプロインスリンの構成成分です。
・膵のβ細胞で、プロインスリンはインスリンとC-ペプタイド一分子ずつに分解され、血中に放出されます。
・インスリン投与中やインスリン抗体が存在する場合、インスリンの測定値は影響を受け、内因性インスリンの正しい評価ができません。
・そこで、インスリン抗体の影響を受けないC-ペプタイドが、内因性インスリン分泌の指標として利用されます。
・血中C-ペプタイドは、食事の影響を受けるので、尿中C-ペプタイド一日排泄量がより正確な内因性インスリン分泌の指標となります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:インスリノーマ、インスリン抵抗性因子(2型糖尿病の一部、先端巨大症、Cushing 症候群)、インスリン自己抗体症候群、肥満症、甲状腺機能亢進症、腎不全
・異常低値:1型糖尿病、2型糖尿病の一部、膵疾患

検査値に影響を及ぼす要因

・腎機能障害がある場合、血中C-ペプタイドは高値傾向、尿中C-ペプタイドは低値傾向

保険点数

注 釈 C-ペプチド(CPR)を同時に血液及び尿の両方の検体について測定した場合は、血液の場合の所定点数のみを算定する。

包括など 生化学的検査(II)〔内分泌学的検査〕包括    
管理料,他 慢性維持透析患者外来医学管理料