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穿刺液蛋白定量

protein, quantitative, puncture fluid 

分類 一般検査 - 穿刺液検査

検査コード 3168-000000
JLAC10 1Z010-0000-040-271-01 
検体量 漿膜腔液(胸水、腹水) 1.0mL  採取容器 U2
保存条件 冷蔵  所要日数 1~4 
検査方法 ピロガロールレッド法  基準値    
mg/dL
実施料 11点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 総蛋白 

検体取扱・備考

胸水、腹水、(心膜液)をご提出ください。

臨床的意義

・胸水:蛋白の濃度は漏出液と滲出液の鑑別に最も有用です。
蛋白3.0g/dLあるいは4.0g/dL以上で、リバルタ反応陽性を滲出液、蛋白2.0g/dL以下を漏出液とするという報告もありますが、中間値の判定の問題もあり、比重、細胞数、線維素析出を考慮しても鑑別が困難な場合もあります。
・腹水:原因疾患によって蛋白含有量はかなり異なります。
非炎症性のものでは0.1~2.0g/dL、癌性では2.0~4.0g/dL、炎症性では4.0g/dL以上とされ、総蛋白量によりある程度原因疾患の鑑別が可能です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常所見:うっ血性心不全、ネフローゼ症候群、肝硬変、結核、悪性腫瘍、炎症性疾患など

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 蛋白分画、総蛋白及びアルブミン(BCP改良法・BCG法)を併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定する。
包括など 生化学的検査(I)〔血液化学検査〕包括    
管理料,他 手術前医学管理料   手術後医学管理料   慢性維持透析患者外来医学管理料