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血清アミロイドA蛋白(SAA)

serum amyloid A protein 

分類 免疫血清学的検査 - 血漿蛋白関連検査
免疫血清学的検査 - 感染症関連検査

検査コード 4061-000000
JLAC10 5C080-0000-023-062-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ラテックス凝集法  基準値 3.0 以下    
μg/mL
実施料 47点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 血清アミロイドA蛋白(SAA) 

臨床的意義

・血清アミロイドA蛋白は、急性期蛋白としての性質を示します。
・病原体の侵入や組織壊死により活性化されたマクロファージから産生される腫瘍壊死因子(TNF)、インターロイキン-1、インターロイキン-6 などの炎症性サイトカインの作用で、主に肝臓で産生されます。
・SAAは、その鋭敏度、増幅の程度からCRPと並ぶ第一級の急性期蛋白として的確に炎症活動性を反映します。
・SAAは、一般的傾向としてCRPに比べて種々の疾患で感度が高く、CRPの上昇程度が低いウイルス感染症、SLEなどで良好な反応を示します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:細菌感染症、ウイルス感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死(心筋梗塞など)ほか炎症性疾患

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 血清アミロイドA蛋白(SAA)をC反応性蛋白(CRP)定性又はC反応性蛋白(CRP)と併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。