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CA19-9

carbohydrate antigen 19-9 

分類 腫瘍関連検査 - 腫瘍関連検査

検査コード 5448-000000
JLAC10 5D130-0000-023-053-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 37 以下    
U/mL
実施料 124点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 CA19-9 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
ビオチンを1日5mg以上投与している患者からの採血は、投与後少なくとも8時間以上経過してから実施してください。

参考資料

臨床的意義

・CA19-9 は、糖鎖抗原の一種で、正常胎児では唾液腺、膵管、胆管、胆嚢上皮細胞で多量に産生され、正常成人でも微量に検出されます。
・特に膵管、胆管、胆嚢、胃、唾液腺、気管支腺、前立腺、結腸などの上皮細胞に見出されるため、それらの癌化に伴い大量に産生され血中レベルの上昇をきたします。
・分泌液が閉塞などにより停滞した場合、良性疾患でも血中レベルの上昇が認められ偽陽性となります。

異常値を示す主な疾患・状態

・陽性:膵癌(80%)、胆道癌(70%)、大腸癌(40%)、その他(胃癌、肝癌など)
・偽陽性:良性疾患(膵炎、胆道結石、肝炎、その他)

検査値に影響を及ぼす要因

・ルイス抗原陰性者では癌化によっても上昇せず、偽陰性を示します

保険点数