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シスタチンC

cystatin C 

分類 生化学的検査 - その他

検査コード 6161-000000
JLAC10 3C016-0000-023-061-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ラテックス免疫比濁法  基準値 男:0.63~0.95
女:0.56~0.87    
mg/L
実施料 115点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 シスタチンC 

検体取扱・備考

 

臨床的意義

・シスタチンCは、分子量約1.3 万の低分子蛋白で、体内の全ての有核細胞で一定量産生されています。
・腎糸球体で濾過されて、近位尿細管で再吸収・分解されるため、糸球体濾過量(GFR)が低下すると血清シスタチンCは上昇し、その上昇度はGFRの低下を反映します。
・GFR指標としては敏感で、血清クレアチニンではGFRが30ml/min 程まで低下しないと上昇を示さないのに対して、シスタチンC では、GFRが70ml/min 程まで低下した時点で上昇を示します。
・クレアチニンやβ2マイクログロブリンとは異なり、腎以外の影響・筋肉量の影響を受けないという特徴があります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:腎機能低下、腎不全、糸球体腎炎、腎硬化症、ショックなど

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 尿素窒素又はクレアチニンにより腎機能低下が疑われた場合に、3月に1回に限り算定できる。ただし、ペントシジンを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
管理料,他 慢性維持透析患者外来医学管理料