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抗シトルリン化ペプチド(CCP)抗体

anti-cyclic citrullinated peptid antibody 

分類 免疫血清学的検査 - 自己免疫関連検査

検査コード 6864-000000
JLAC10 5G167-0000-023-051-01 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 CLIA法  基準値 4.5 未満    
U/mL
実施料 198点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 抗シトルリン化ペプチド抗体定量 

検体取扱・備考

注)関東圏・中四国圏では、コード:6960(CLIA法)にて受託しております。

臨床的意義

・抗CCP抗体は、関節リウマチに特異的な自己抗体です。
・関節リウマチは早期診断と早期治療が予後の改善をもたらします。
・関節リウマチでの感度はRFと同等ですが、特異性が高いという特徴があります。・早期に血中に出現してくることから、早期診断に有用です。
・リウマトイド因子が陰性で、抗CCP抗体が陽性を示す症例に対して測定意義は大きいです。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:関節リウマチ、関節リウマチを重複した膠原病疾患

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 ア 抗シトルリン化ペプチド抗体定性又は同定量は、以下のいずれかの場合に算定できる。

 (イ) 関節リウマチと確定診断できない者に対して診断の補助として検査を行った場合に、原則として1回を限度として算定できる。ただし、当該検査結果が陰性の場合においては、3月に1回に限り算定できる。なお、当該検査を2回以上算定するに当たっては、検査値を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。

 (ロ) (イ)とは別に、関節リウマチに対する治療薬の選択のために行う場合においては、患者1人につき原則として1回に限り算定する。ただし、当該検査結果は陰性であったが、臨床症状・検査所見等の変化を踏まえ、再度治療薬を選択する必要がある場合においては、3月に1回に限り算定できる。なお、当該検査を2回以上算定するに当たっては、その医学的な必要性を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。

イ 抗シトルリン化ペプチド抗体定性、同定量、マトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)、抗ガラクトース欠損IgG抗体定性、同定量、C1q結合免疫複合体、モノクローナルRF結合免疫複合体及びIgG型リウマトイド因子のうち2項目以上を併せて実施した場合には、主たるもの1つに限り算定する。