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TARC

thymus and activation-regulated chemokine 

分類 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン

検査コード 7171-000000
JLAC10 5J228-0000-023-052-01 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 2~4 
検査方法 CLEIA法  基準値 小児(6~12ヶ月未満):1367 未満
小児(1~2歳未満):998 未満
小児(2歳以上):743 未満
成人:450 未満

アトピー性皮膚炎の重症度
判定の目安:   基準値関連  
pg/mL
実施料 184点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 TARC 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
ビオチン(ビタミンBE7)は、25ng/mL以下の濃度では判定に影響を与えません。

臨床的意義

・TARCは、白血球の生体内移動や浸潤を誘導するケモカインの一種です。
・Th2 細胞を局所に遊走させて、IgE産生や好酸球産生を活性化させ、アレルギー症状を引き起こします。
・血清中のTARC濃度は、アトピー性皮膚炎の病態を反映して短期間に変動し、症状が悪化するほど著明に上昇し、軽快に伴って低下します。
・病態の評価だけでなく、治療効果のモニタリングにも有用な指標です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:アトピー性皮膚炎

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 ア アトピー性皮膚炎の重症度評価の補助を目的として、血清中のTARC量を測定する場合は、月1回を限度として算定できる。

イ COVID-19と診断された患者(呼吸不全管理を要する中等症以上の患者を除く。)の重症化リスクの判定補助を目的として、血清中のTARC量を測定する場合は、一連の治療につき1回を限度として算定できる。