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遊離テストステロン
free testosterone
| 分類 | 内分泌学的検査 - 性腺・胎盤機能検査 |
検査コード | 2625-000000 |
|---|---|---|---|
| JLAC10 | 4F070-0000-023-005-01 |
| 検体量 | 血清 0.3mL | 採取容器 | A1 |
|---|---|---|---|
| 保存条件 | 必凍 | 所要日数 | 3~8 |
| 検査方法 | RIA固相法 | 基準値 |
基準値関連
pg/mL |
| 実施料 | 159点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅱ)(144点) |
| 保険収載名 | 遊離テストステロン | ||
検体取扱・備考
[留意事項]
・午前中に採血してください。
・性別、年齢を明記してください。
臨床的意義
テストステロンは、血中で性ホルモン結合グロブリン(sex hormone binding globulin;SHBGまたはtestosterone-binding globulin;TeBG)やアルブミンと結合しており、総テストステロンの約1~3%が遊離テストステロンとして存在する。
遊離テストステロン測定は、総テストステロンの測定と同様に性腺機能異常が疑われる疾患に適用される。
通常、血清総テストステロン値は遊離テストステロン値とよく相関するが、TeBGやアルブミン濃度が変動するような疾患では、血中テストステロン測定に影響がでる。たとえば、甲状腺機能亢進症、肝疾患、妊娠などではTeBGの上昇により血清総テストステロン値は高値となる。しかし、遊離テストステロンはTeBGの影響を受けにくいため、これらの疾患における性腺機能をよりよく反映すると考えられている。
異常値を示す主な疾患・状態
男性ホルモン産生腫瘍、多嚢胞性卵巣症候群、先天性副腎皮質過形成、視床下部下垂体機能低下症、原発性性腺機能低下症