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PTH-intact

parathyroid hormone, intact 

分類 内分泌学的検査 - 副甲状腺・骨代謝関連検査

検査コード 7242-000000
JLAC10 4C025-0000-022-053-01 
検体量 血漿 0.5mL  採取容器 E1
保存条件 冷蔵
(関東エリア:必凍) 
所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 15~65    
pg/mL
実施料 165点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 副甲状腺ホルモン(PTH) 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
ビオチンを1日5mg以上投与している患者からの採血は、投与後少なくとも8時間以上経過してから実施してください。

臨床的意義

・PTH-intactは、2種類の抗体を用い、全長1-84PTHとほぼ全長の7-84PTHを測定します。
・ホールPTHとは異なり、本法で測定されるPTHには、全長のPTHに加え、N端(アミノ末端)の数個のアミノ酸を欠き、生理活性を持たない分解産物も含まれています。
・このため、本法の測定値はホールPTHより高値となります。
・特に慢性腎不全では、C端断片の半減期が延長するため、ホールPTHとの測定値の乖離が拡大します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:原発性副甲状腺機能亢進症、二次性副甲状腺機能亢進症(慢性腎不全、ビタミンD欠乏、ビタミンD依存症、hungry bone 症候群、骨形成性骨転移、急性膵炎、ビスホスホネート使用時など)、家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症、異所性PTH産生腫瘍、偽性副甲状腺機能低下症
・異常低値:PTH分泌低下型副甲状腺機能低下症(二次性副甲状腺機能低下症、低マグネシウム血症、特発性副甲状腺機能低下症、常染色体優性低カルシウム血症など)、以下の病態に伴う高カルシウム血症(悪性腫瘍、サルコイドーシス、不動性、活性型ビタミンD3製剤過剰投与)

保険点数