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抗IA-2抗体

anti-insulinoma-associated tyrosine phosphatase-like protein antibody 

分類 免疫血清学的検査 - 自己免疫関連検査

検査コード 4461-000000
JLAC10 5G342-0000-023-023-01 
検体量 血清 0.4mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 4~9 
検査方法 EIA法  基準値 0.6 未満    
U/mL
実施料 213点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 抗IA-2抗体 

臨床的意義

抗IA-2抗体は、小児から若年者における1型糖尿病の新規発症で、50~70%の高い陽性率を示しますが、発症年齢が高くなると30~50%程度に低下します。このことより抗IA-2抗体は、小児から若年者における新規発症1型糖尿病の診断に有用な自己抗体と考えられています。
また、1型糖尿病の患者血清中には抗GAD抗体も高率に存在しますが、抗IA-2抗体と抗GAD抗体の間には相関が認められないことから、抗GAD抗体との組合せにより1型糖尿病の診断率を向上させることが期待できます。

異常値を示す主な疾患・状態

自己免疫性1型糖尿病

保険点数

注 釈 抗IA-2抗体は、すでに糖尿病の診断が確定し、かつ、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)の結果、陰性が確認されたの患者に対し、1型糖尿病の診断に用いた場合に算定する。
なお、当該検査を算定するに当たっては、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)の結果、陰性が確認された年月日を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。