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血中遊離メタネフリン分画

 

分類 内分泌学的検査 - 副腎髄質機能検査

検査コード 0962-000000
JLAC10 4E041-0000-022-021-00 
検体量 血漿 1.0mL  採取容器 E1
保存条件 必凍  所要日数 5~13 
検査方法 EIA法  基準値 褐色細胞腫のカットオフ値
 メタネフリン:130.0 以下
 ノルメタネフリン:506.0 以下    
pg/mL
実施料 585点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画 

検体取扱・備考

[留意事項]
 ・測定値が上昇するおそれがあるため、仰臥位(ぎょうがい)にて20分間安静にした後に採血してください。
 ・著しい溶血や乳びが認められる検体は不可です。(特に溶血血漿は低値となる可能性があります。)
 ・COMTによるドーパミン代謝物である3-methoxytyramineが著しく高値の場合、褐色細胞腫以外のドーパミン産生腫瘍の疾患では
  稀に偽陽性となる場合がありますのでご注意ください。
 ・セロトニン、ノルアドレナリン再取込み阻害剤、三環系抗うつ剤、MAO阻害剤、L-DOPA、交感神経刺激剤等の薬物投与を受けた後の  検体では、測定値に影響を与える場合がありますのでご注意ください。

臨床的意義

・メタネフリンおよびノルメタネフリンは、脳や交感神経、副腎髄質で産生されるカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)が、カテコール-O-メチル基転移酵素(COMT)によってメチル化されて生じる代謝産物です。
・生体内においては、主に遊離型(フリー体)や硫酸抱合型として血中および尿中に存在しています。
・これら代謝物の産生量はカテコールアミンの産生・代謝動態を鋭敏に反映するため、褐色細胞腫(パラガングリオーマを含む)や神経芽腫のスクリーニング、治療効果の判定、および術後の経過観察における重要な指標として用いられます。
・特に褐色細胞腫では、腫瘍組織内にCOMTが高濃度で発現している特徴があり、腫瘍から遊離型の代謝物が持続的に血中へ放出されるため、カテコールアミンそのものを測定するよりも高い診断感度が得られます。
・血中遊離型の測定は、従来の24時間蓄尿検査に比べて患者負担が少なく、外来における迅速なスクリーニングが可能であることから、臨床的有用性が高い検査です。

異常値を示す主な疾患・状態

褐色細胞腫

保険点数

注 釈 ア 褐色細胞腫の鑑別診断を行った場合に1回に限り算定する。本検査を実施するに当たっては、関連学会が定める指針を遵守し、褐色細胞腫を疑う医学的な理由を診療録に記載すること。

イ メタネフリン、メタネフリン・ノルメタネフリン分画、ノルメタネフリン又は遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画のうちいずれかを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。